松本清張著「黒革の手帖」 感想

今回読みましたのは「黒革の手帖」です。武井咲さん主演のドラマ「黒革の手帖」をみて、すっごく面白かったので、原作がどんなのか気になって読んでみました。

実は米倉涼子さんのバージョンは見たことがありません。聞くところによると、原作とドラマではラストが違うらしいです。今回はどうなんでしょう。気になるところです。原作ラストは正直ホラーでした。

ネタバレはあんまりしないように気を付けはしますが、まあばれるかもしれません。

それにしても、夏休みの読書感想文が苦手で苦痛でしかなかった人間がブログに感想を書く人間になるとは、夢にも思いませんでした。まあ、多分今でも苦手であることに変わりないと思います。

松本清張著「黒革の手帖」

元銀行員の原口元子が、ヤバいやり方で銀座で成り上がって、成り下がる話です。

松本清張著「黒革の手帖」の感想・ちょいネタバレ

冒頭でも書きましたが、ラストは正直ホラーです。怖い話みたいな感じです。そこで終わるのーって感じです。人から恨まれるような生き方はやっぱりしない方がいいって話です。

ドラマから入っているので、どうしてもドラマとの比較になってしまうのですが、

小説は舞台が昭和なので、横領した金額や、恐喝する金額の桁がちょっと低めです。なので、ドラマは現代に合わせて金額がちょっと桁高めです。

そして、最初に横領に走るきっかけが、小説はちょっと同情も共感もわかないです。ドラマの方が、理不尽な派遣切りという同情できる理由付けがあります。いや、ダメなものはダメなんですけどね。恨み買ってるし。

それにしてもこの主人公原口元子さんに対して、不思議でならないのですが、小説の中で彼女自身も言っているのですが、大口客3名と小口が何人かで店が立ち行くって言っているのに、その大口客3名を脅して利用しちゃって大口客を自らなくしちゃって大丈夫なんですかね。まあ、確かに大口客が永久に店に来てくれるかどうかわからないから、来てくれる内にたくさん取るって考え方だとしても、そんなことをしていたら、客来なくなると思うんですよね。ゆすられた人にとって、他の人に言えないことだとしても、それでも、あの店はやめた方がいいよぐらいのことは横のつながりで伝わっていくと思うんですよね。

小説の中では、カルネが欲しいっていう理由付けが結構弱くて、話の持って行き方は正直ドラマの方がうまいなって思います。

でも、この小説に出てくるいろいろな内情は、非常に興味深く読みました。ホントかどうか分かりませんけど、でも実際にも似たようなことが起きているんだろうなって感じです。よく考えるなあと面白く読みました。

話の内容とはあんまり関係ありませんけど、

松本清張の本はまだ2冊しか読んだことないので一概に言えないのかもしれませんが、なんでしょう、暗いですよね。じめじめとしたくらーい感じが根底に流れまくってる感じがするんですよね。個人的な印象ですが。人間が嫌いなのかなっと感じるほどのすべての人間に対する蔑視のようなものをなんとなく感じます。気のせいでしょうか。

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