江戸川乱歩「黒蜥蜴」 感想

江戸川乱歩さんが書かれた黒蜥蜴を基にした舞台をみて興味を持ち、原作であるこちらの本を読んでみました。2時間ドラマやさまざまに舞台化されているので、いろんなパターンを見たことがありますが、分かっていても驚きの怪しさを持つ作品でした。非常に妖しかったです。ネタバレは極力避けますが、チョイバレはしてると思います。

江戸川乱歩著「黒蜥蜴」 あらすじ

黒蜥蜴と呼ばれる女性と明智小五郎さんの持っているすべての宝石と探偵業を賭けた対決をして、明智小五郎が勝つまでの話です。多分。

 

江戸川乱歩著「黒蜥蜴」の感想

妖しかったです。非常に妖しかったです。何度もいいますが。衝撃が大きすぎて夢にまで登場する始末です。

私は、明智小五郎シリーズをあまり読んだことなかったのですが、明智さんに恋愛要素?が出てくることにちょっと驚きました。口づけするの!?え~!!って驚きでした。

そして、黒蜥蜴さん謎すぎます。美しい物がいくら好きにしても、謎趣味過ぎるし。でもそんな黒蜥蜴さんが好きになるくらいだから、明智さんはそんなにイケてるのかなあ。

そもそも、美しい物好きで、宝石集めまくっているのに、宝石が偽物って気づかないんなんて「えー。なんでー。」と思ってしまいます。こういうところとかから見ると、黒蜥蜴さんは美しい物とか人とか宝石がホントに好きだったのかなあと疑問に思います。美しい物を集めることで、自分の埋まらない穴みたいなものを埋めてただけなんじゃないのかなあ。でもちっとも満たされてなさそうに思いますけど。それで、変態じみた奇怪なことを繰り返して憂さを晴らしてる的な。

そしてやっぱり口では好敵手とかいいながら、明智さんのことがホントは本気で好きだったのかなあ。自分で明智さんを水葬しながら(勘違いでしたが)、涙流して悲しむんですよね。しかもなぜか、誘拐してきた被害者と一緒に。被害者からしてみれば、エー何であんたが泣くの~?って感じだと思うんですよ。なんか、好きな人に相手にしてほしくて嫌がらせする小学生男子的な感じですかね。黒蜥蜴さんは作中では妖艶な感じで描写されているんですけど、正直なんか幼く感じるんですよね。中身が。

最後の疑問は、早苗さんをターゲットとして狙いながら、予告状出す前からなんでちゃんと監視してなかったのかしら。最初っから入れ替わられていたとか間抜けすぎる。ちゃんと確認しようよ。と思ってしまいました。

私にとっては、この小説は黒蜥蜴さんの間抜けさと謎趣味にドン引きしつつ、なぜか面白かった作品でした。

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